■珠数はどんなときに用いるのですか？

珠数は、いつも手にかけているとお守りになるといわれています。

ご仏壇に向かうときはもとより、お葬式・ご法事・お墓参りには必ず手にしましょう。

■数珠の長さはいろいろありますが違いはありますか？

珠数の玉の数は百八個が正式とされています。

この数は人間の煩悩の数と同じで煩悩を浄める意味から百八個とされています。

いつもこの百八個の数珠を持ち歩くのは…というために、半分の五十四個、四半分の二十七個、六分して十八個と取り扱いやすいようにされているのです。

■数珠の選び方

日蓮宗以外でどの宗派でもお使いいただける略式念珠（片手念珠）、各宗派専用に作られた本式念珠があります。最近は略式念珠を持たれる方が多いようです。また男性用・女性用と別れています

どの宗派も色について決まりはないので自分の好みの色や直感で気になったものを選んだ方が長く大切に使えるでしょう

■数珠が切れるのは演技が悪いのでしょうか？

珠数のひもが切れても、縁起が悪いことではありません。

むしろ、悪縁が切れたことの表れと言われます。

■お手入れの仕方

やわらかい布などで、軽くふき取ってください。

ただし、木製・石製いずれも水洗いや薬品を使うと数珠の寿命を縮めてしまうので避けてください。

■数珠をしまっておくときは…

珠数を手にしない時は、数珠袋や桐箱に納めておきましょう。

たまに、木の実製のものにお米の虫などがつくことがあります。防虫剤などを入れておくと安心です。

数珠に使われている石や木の実にはそれぞれ意味や力があります。

一部ですがご紹介いたします

こうした石の意味から念珠を決めても良いかもしれません